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罪作りなエルピーダメモリの業績

 エルピーダメモリの下落が激しい。
 月初から200円近く下げ、9日は538円まで落ち込んだ。先月末に公募価格746円の新株発行で797億円を調達したが、投資家が払い込んだ途端に3割下落なんて過去に例を見ない。

 無配で、2年前の前回公募の株主還元もない嫌われ公募だった。が、世界最先端の超微細ナノ技術を持つ半導体大手として人気で、内外の投資家が応じた。

 公募目的は「新ラインなど設備投資に充当」としたが、8日の1Q決算発表では「半導体市況の急落で減産も視野に」ときた。設備投資どころか、赤字転落。罪作りである。

<企業解散価値を求む>

 9日の9000円割れで、225種のPBRは1倍台を割った。

 1部全銘柄平均はさらに大割れ。10日の反発後も極めて低い水準だ。PBR1倍だと、時価総額は株主財産の純資産並み。

 1倍以下なら純資産が時価総額を上回り、上場しない方がいい。ちなみに、10日は超一流株の野村HDでも0.58倍、三菱UFJは0.47倍、ソニー0.58倍、東京海上0.92倍……と、軒並み1倍を割り込んだ。

 理屈の上では継続的に事業を行うより、株主は企業に解散を求めた方が利益になる。主要国市場を見渡しても、PBR1倍以下というのは東京市場だけだ。


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