帝国データバンク福岡支店が12日発表した10年の焼酎メーカー売上高ランキング(上位50社)によると、麦焼酎「いいちこ」で知られる三和酒類(大分県宇佐市)が調査開始以来8年連続で1位になった。県別売上高は鹿児島がトップを死守し、宮崎が大分を抜いて2位に順位を上げた。
メーカーの2位は「黒霧島」の販売が好調だった霧島酒造(宮崎県都城市)、3位は「さつま白波」などで知られる薩摩酒造(鹿児島県枕崎市)が入った。1位の三和酒類と3位の薩摩酒造は、消費低迷などが影響してそれぞれ6年連続、4年連続の前年割れ。これに対し、2位の霧島酒造は関東で家庭向け紙パック焼酎の売れ行きが好調で、8年連続で2桁の増収だった。
一方、県別は鹿児島(23社)が前年比4.8%減ながら977億円で1位。宮崎(6社)は霧島酒造の「黒霧島」人気を反映して3.4%増の794億円で2位、大分(4社)は三和酒類の販売減が響いて5.3%減の757億円で3位だった。
上位50社の売上高合計は、消費者の低価格志向が強まったことなどで2年連続で前年割れとなる2981億円だった。焼酎の売り上げが50%以上の全国企業を対象に調査した。
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