トヨタ自動車は19日、高級車ブランド「レクサス」の中型セダン「GS350」の新型車を発表した。約6年ぶりの全面改良で、2012年初めに日本を含む全世界で発売する。価格は未定だが、販売台数は全世界で月5000台程度を見込む。
新型車は排気量3500ccエンジンの制御技術などを一新するとともに、新開発の変速機構を搭載することで走行性能を高めた。フロントグリルについては、今後のレクサス車のデザインの方向性を示す新デザインを採用。モデルチェンジ予定の最上級車「LS」などにも順次、採り入れていく。
GSは、レクサスでは中間グレードに位置する。米国や中国などの主力市場では、メルセデスベンツやBMWなどドイツ勢に押され気味だが、エンジンの機能などを高めて対抗する。
9月にドイツのフランクフルトで開かれるモーターショーではハイブリッド車(HV)を公開する予定。
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