■NY原油先物
安値:79.17ドル
高値:89.00ドル
終値:82.26ドル
前週末比(騰落率):-3.65%
■下落、OPECの緊急会合および減産の予定なし
下落。週前半は先々週の大幅下落を受けた値ごろ感から反転上昇した。ただ、90ドル
の大台が意識されると失速。上値の重い展開となり、米国の経済指標の下振れに加
え、クエートによる「石油輸出国機構(OPEC)の緊急会合および減産の予定なし」と
いう発言が嫌気され、下落に転じた。
■戻りの鈍い展開か、原油需要の減少懸念
想定レンジ:75.70〜85.90ドル
戻りの鈍い展開か。90ドルの大台手前で失速したように、高値圏で買い意欲に欠け
た。欧州のソブリンリスクや米国、欧州圏での景気後退への不安など、原油需要の減
少懸念につながる材料が市場で取り沙汰されている。石油輸出国機構(OPEC)が減産
の予定がないとしていることも今後、買い意欲をさらに減退させるだろう。
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